3日目

エコーランド

21時就寝。5時半起床。

夜、温泉の機械の音がずーっとうなっていてうるさい。 それでもやっとうとうとしてきたころに「ガコッ」って音がして ルームランプが付いた。ドアロックが開錠されている。 ドアロックを閉じてランプを付かない設定にして再び寝るも、 しばらくすると「ガコッ、ガコッ」というロックが開閉する音。 これがよる中続いてほとんど寝れなかった。 多分リモコンキーのバッテリー切れだろう。

エコーランドはもうコリゴリです。
眠い体、車の不安ありありの中出発。


青木湖



観光地化されているが、売店は少なくキャンプサイトや貸しボートが多い。 周回コースはごらんのように木々の隙間から湖が見える程度。 駐車場は特になく、ボート屋専用の駐車場がいたるところで 「客専用 勝手に止めるな」的なことを書いてある。

ドラえもんの映画で、土地の持ち主なんて誰が勝手に決めたんだ! という話があったのを思い出す。




明け方の青木湖。
水はかなり澄んでいる。

平日のこんな時間だからか、客もボート屋もいない。 いたら車を止められないかもしれない。 おとづれるひとは朝早くがお勧めだ。

彼女餅のリア充君は2人でボートに乗るとよいだろう


姫川源流



第一級河川の姫川源流。 源流がこれだけはっきりしている河川も珍しいそうだ。
他に小さな森林湿原があり、ウッドチップと木道で歩きやすい。道中に荒神が祭られていた。 過去の戦役で功を立て、短刀と鏡が納められているそうだ。 身近に存在する、あるいはしたものを恐れ崇める。地拇神のような 信仰こそが日本的宗教といえるだろう。




問題は車に戻ってからおきた。
キーが開かない。リモコンキーについているエマージェンシーキーで 開錠し中に入るがエンジンがかからない。 キーを差し込んでもエンジンスイッチが回らない。 おまけにセキュリティが発動し、 クラクションがかなりやかましいことに・・・
間が悪いことに、エマージェンシーキーでのエンジン指導方法は、ばばぁに車のマニュアルを貸しているため 調べることができない。仕方ないので車検証のファイルからダイハツに電話をするが 営業時間外。裏に書いてある番号に電話を書けたらJAFだ。
残りの一手、保険会社のロードサービスに電話をする。 こいつがつかえねぇ。電話先のおっさんは、 やれハンドルロックされてないか、ライトはつくか、キーは差し込んでいるのか と、同じ事を何度も聞いてくる。 小生ははじめからキースイッチが回らない、 おそらくリモコンのバッテリー切れだとおもうと伝えてあるのだが 「いつもはそのエマージェンシーキーでエンジンをかけているんですか?」などと聞いてくる。 馬鹿ですかおまえは? 話にならないし、無料なのでとりあえず着てもらうことにする。 場所の説明も苦労した。近くの店を言えばあとはネットなりナビで調べてこれるだろうに…

そんなこんなで話をしつつ鍵を弄繰り回していたらエンジンがかかった。 「あとは自走でダイハツまでいくから、近くのダイハツを調べてくれ」 とお願いしたら「いまインターネットで調べているんですが、長野県は長野市にしか ないですね」
あほか! そんなんだったらだれもダイハツ車なんて買わんわ。カーナビで調べたら 豊科にあるし! もう結構です。というわけで前途多難の旅、豊科へ向け出発。

わけのわからん中年親父じゃなくて、まともに頭の回る若者に仕事やれよ・・・




ダイハツの回転時間が10時。 一時間早くついちゃうので、どこかに立ち寄ることにする。 状況を考えると車に乗ったまま見れる湖がいいのだが・・・
鍵をいじっているうちに気が付いた。どうやらリモコンをキースイッチに 密着させるぐらい近づくとエンジンがかかるようだ。というわけで湿原に立ち寄る。
木道整備で歩きやすいが、枯れ草しかない。春は湿原に行くべきではない。




本日も曇天也

10時調度にダイハツに到着。 リモコンのバッテリー交換525円也。15分ほどで終了。 旅の貴重な時間が奪われた恨み晴らしに特大雲子をしてきた。 リモコンを受け取り店を出たらねーちゃんが追いかけてきてティッシュをくれた。 ちゃんとシリを拭けとでもいうのだろうか?

他に立ち寄りたいところもあったが、タイムロスしたので直接美ヶ原へ向かう。


ホットプラザ浅間



浅間温泉。 気を取り直すために一風呂浴びる。 温泉街自体がせせこましい市街地になっており、泉質も普通極まりなく、特に寄る価値が あるところではない。
露天風呂に入っていたら赤とんぼが落ちてきた。 産卵に来たのかと思ったが、落ちてもがいている。 岩に乗せてやると、羽を乾かすべくじっとしている。湯気に当たりながら…
飛び立つまで見ていようかとおもったが一向にその気配がないのでやめた。


美鈴湖



ふざけんな。
回り道の地図も書いてないし。

馬鹿カーナビと喧嘩しながら迂回ルートを取る。




美鈴湖。水は汚いが、対岸の街路樹が 目だって美しい。
ここも釣り場になっている。 釣り場の親父どもががん保険の話をしていた。 観光客や写真ファンからすると、どこにでも出没する釣り人はひどく邪魔である。 彼らはバードウォッチャーからも激しく嫌われている。 有名な観光地は、つり禁止にするか、できるポイントを一部に絞るべきだとおもう。 観光産業を本気で考えるならなお更。


美ヶ原



登り路、紅葉一色。 大当たり、すばらしい。 こんなに楽しいドライブはない。




分岐点の食事どころ。 もうストーブが出ている。
お勧めの品を聞いたが特にないということなので、天ぷらそばを食らう。
久々のまともな飯、むちゃくちゃうまい。揚げ物がしゃきしゃきしていて、一気に食いつくした。 食事どころも少ない場所なので土日はさぞ込むだろうと聞いてみたが、そんなことはないそうだ。




竜ヶ沢ダム の看板に引かれ入ってみた。 ダムを横断する陸橋から眺めると、色づいた山が左右から迫る。 なかなかの美観、こういう地図に載っていないスポットを本当は開拓していきたい。 それには時間に余裕のある旅でなくてはならないのだが…
写真が下手で良さが伝わらないのが残念だが、時間もとられないためぜひ寄るべきところ。 遊歩道も伸びているようだ。

放尿し出発。




紅葉と落ち葉の路。
文句なし。夢のようだ。


美ヶ原高原



着きました。美ヶ原高原。
駐車場は雲の上! トイレも有料 さあ出発だ

なだらかな丘をのんびり登る。 開放感を感じながら上る。




山の尾根が、 波間に漂う軍艦のようだ。




しばらく歩いて塔まで行ってみた。 ほぼ平地で疲れずに歩ける。
写真中央に写っている、ガスがかかっている丘の上の建物まで路が伸びているのだが、 ガスがかかっているので展望悪しときめつけ、行かないことにする。




紅葉を足元にたづさえ、 連山の谷間から雲が湧き立つ。

なだらかでのんびり歩け、曇天の日でも楽しめる、 お勧めスポット。時間があるときに端から端まで歩きたい。


八ツ島湿原



広い、木道整備、なのに無料。
小池点在。




とにかく広い。湿原を一周するだけで、 最低でも1時間はかかる。
木道は湿原を周回する。(途中砂利道になる)
湿原保護の観点から、 真ん中を突っ切るタイプの木道はない。




広大な湿原に濃密な霧が降り始める。
ところで木の枝の先っちょについてるモシャモシャは なに?




はい、霧の中に入りました。 五里霧中とはこの事か。

ジッとしていると静けさに耳が痛くなる。 これぞ一人旅。




呼吸をすると霧の味がする…ことはないが、 そのくらい濃密。
道がよくわからないが、大体の方角で歩く。 濃霧ではライトも役に立たない。 これで日が暮れたら、遭難できるレベル。




そして誰もいなくなった・・・

サイレントヒルかよ 。




ははっワロス

フォグランプ?
なにそれおいしいの?


今、車が故障したらとおもうと、ぞっとする。


白樺湖 みみずくの湯

カーナビの指示に従っていくが、見つからない。 近くのホテルのおっちゃんに聞いてやっと辿り着く。 カーナビの位置は完全に間違っており、みみずくの湯は湖沿いにある。 ゴリラを使っている人は注意。

700円 内湯2 外湯1 やや暑め 食事は昼まで。 スパタイプで休憩室あり。

受付で食事を取れるか聞いたら、もうないと言われる。 近場で食べられるところもない。
「わかりました、じゃあ風呂だけお願いします」 といったら驚いた顔をしていた。 向こうからすれば「こいつ飯食わないでどうするんだろう」 と思ったのだろうか。
湯は無色透明。外湯からは湖面が見えるが、湯船に入りながら見るのはちと難しい。 湖面には街明かりが移りなかなかに美しい。 ここで、わしの風呂場セットを軽く紹介しておく。 風呂道具(髭剃り 歯磨 タオル),パン,飲み物, ノート,旅行ガイド で全部だ。
食べ物が出ないときはコンビニで買ったパンをかじる。 持ち込み禁止のところもあるが、飯が出てこないところや時間だとたいてい スルーしてくれる。 飲み物も自動販売機があれば買うが、 施設によっては販売機も水も置いてない場合があるので必ず持って行こう。 風呂上りに旅行計画を立て、今日の記録をつける。狭い車内でやるより 断然快適で、ほどよく体を冷ますことができる。
















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